上：第16代台湾新総統に就任した、頼清徳就任演説の様子
（台視新聞社Youtubeより引用）

本日、2024年5月20日(月)台湾現地時間 午前9時に、台湾の第16代総統として賴清德（ライ セイトク）総統の就任式が盛大に行われました。頼新総統の就任演説は、台湾の未来に向けたビジョンや政策方針を示す内容で、演説では次のような主要なポイントが示されました。

①台湾の安全保障と国防：

賴清德総統は、台湾の安全保障と国防を強化することの重要性を強調しました。中国からの脅威が増す中で、台湾は自らの防衛力を高める必要があると述べました。

②経済発展と技術革新：

経済発展と技術革新を推進するための具体的な政策を紹介しました。特に、半導体産業やグリーンエネルギー分野における投資と成長を強調しました。

③国際関係と外交政策：

国際社会との連携を強化し、台湾の国際的な地位を高めるための努力を続けると述べました。特に、アメリカや日本などの同盟国との協力関係を深めることを目指しています。

④内政改革と社会福祉：

内政改革として、政府の透明性や効率性を高めること、社会福祉の充実を図ることを挙げました。特に、高齢者福祉や教育分野での改善を訴えました。

⑤環境保護と持続可能な発展：

環境保護と持続可能な発展を重視する政策を推進すると宣言しました。気候変動対策や再生可能エネルギーの利用拡大に取り組む意向を示しました。

台湾の未来に向けた強い決意とビジョンを示す今回の就任演説には、国内外に向けたメッセージが含まれており、賴新総統のリーダーシップの下で、台湾がどのような方向に進んでいくのか、今後ますます注目されていくことを強く印象付けられる内容でした。

新政権の下で、新たな法規制や政策・施策が展開されていく中、今後、台湾が日本を含めた近隣諸国やアメリカなどの欧米諸国、さらには中国との外交関係をいかに構築していくのか、その展開にますます目が離せない時代の節目を迎えたと言っても過言ではないでしょう。